リモコンが効かない原因と対処法

エアコンのリモコンを押しても

・反応がない

・時々しか効かない...

そんな経験はありませんか？

リモコントラブルは家庭用エアコンでよくある問題ですがほとんどの場合は簡単な対処で解決できます！

修理依頼の約3割がリモコン関連という現場経験から効果的な診断方法と解決策をご紹介します！

まず試す！30秒クイックチェック

1 電池を確認：電池を入れ替えて試す	2 向きを確認：本体の受信部に向けているか
3 距離を確認：本体から3m以内で試す	4 障害物を確認：受信部の前に物がないか

リモコンが効かない主な原因と対処法

電池の消耗・接触不良

最も多い原因です

電池が消耗していたり端子部分が汚れていたりするとリモコンからの信号が弱くなったり全く出なくなります

見た目では判断できないことも多いので注意が必要です

確認方法:

スマートフォンのカメラでリモコンの送信部を映しながらボタンを押してください

電池が正常なら画面に光が映ります（肉眼では見えない赤外線がカメラには映ります）

解決策:

• 新しい電池に交換する

• 電池の向き（+/-）を確認する

• 電池端子を乾いた布で拭いて清掃する

• 液漏れがある場合は綿棒とアルコールで丁寧に清掃

• 交換後すぐに効かない場合はリセットボタンを押す

本体受信部の問題

エアコン本体の受信部（前面の小さな黒い窓）にホコリが付着したり直射日光や照明の強い光が当たっているとリモコンの信号を正しく受信できなくなります

確認方法:

受信部の位置を確認しホコリや汚れが付いていないか・直射日光や強い照明が当たっていないかをチェックします

解決策:

• 受信部を柔らかい布で優しく拭く

• 直射日光が当たる場合はカーテンで遮光する

• 蛍光灯やLED照明を調光したり角度を変える

• リモコンと本体の間に障害物（家具、カーテンなど）がないか確認

• リモコンを本体に近づけて（1m以内）試してみる

リモコン本体の故障

落下による衝撃、水濡れや経年劣化などでリモコン内部の基板やボタンの接点が破損することがあります

特に10年以上使用している場合は故障の可能性が高まります

確認方法:電池を新品に交換してもスマホカメラで光が確認できない場合、リモコン本体の故障が疑われます。また、特定のボタンだけ反応しない場合も内部故障の可能性があります。

解決策:

• メーカーから純正リモコンを購入する（型番を確認）

• 汎用リモコンを購入する

• スマートフォンのエアコンリモコンアプリを利用する（一部機種）

• 応急処置として本体の「応急運転ボタン」を使用する

• 保証期間内であればメーカーに修理・交換を依頼

エアコン本体の制御基板トラブル

本体側の受信回路や制御基板に不具合があるとリモコンからの信号を受け付けなくなります

これは専門的な修理が必要なケースです

確認方法:複数の異なるリモコン（汎用品含む）で試しても全く反応しない、本体の応急運転ボタンは動作するのにリモコンだけ効かない場合は、本体側の問題が疑われます。

解決策:

• 一度エアコンのブレーカーを落として3分後に入れ直す（リセット）

• 応急運転ボタンで動作確認する

• 改善しない場合は専門業者に診断を依頼

• 制御基板の修理または交換が必要（3〜5万円程度）

• 古い機種の場合は買い替えも検討

リモコンと本体の通信エラー

停電や電池交換後などにリモコンと本体の通信設定がずれることがあります

また近くで別のエアコンを使用している場合信号が干渉することもあります

確認方法:電池交換後や停電後に突然効かなくなった、または時々しか反応しない場合は、通信エラーの可能性があります。

解決策:

• リモコンのリセットボタン（小さな穴）を爪楊枝で押す

• 電池を一度全て抜いて、1分後に入れ直す

• エアコン本体のブレーカーを3分間オフにしてリセット

• リモコンの再ペアリング

• 取扱説明書の「リモコンが効かない時」の項目を確認

プロからのアドバイス

リモコンの寿命を延ばす使い方

・電池は液漏れしにくい国内メーカー品を使用する・長期間使わない時は電池を抜いておく

・直射日光の当たる場所に放置しない

・水回りでの使用を避ける

・定期的に（月1回程度）軽く拭いて清掃する

・落下防止のためリモコンホルダーを活用する

エアコンの修理・取付・清掃はくまクールまで

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